TBSの
ショートドラマ『階段のうた』監督しましたー。
現在放送中!毎週木曜日の21:54から。


【映画監督作品】

『ナイトクルージング』
『プラットホームアットホーム』
(宝塚映画祭グランプリ)
『春眠り世田谷』インディーズムービーフェスティバル入賞
『あの女に似てる女』(フジテレビショートショートドラマ制作部入賞)
『迷猫』
(TAMA NEW WAVE映画祭入選)
『ゴールデンウィークエンド』TAMA NEW WAVE映画祭入選)
『鍵がない』(劇場公開作)
『帰れない二人』(総務省webムービー)
『セカンドチェリープロジェクト』進行中

【テレビドラマ監督作品】

TBS『階段のうた』


【脚本作品】

中学生日記『マドンナを救え』
中学生日記『図書室パラダイス』
中学生日記『バレンタインの放課後
中学生日記『嘘つきレッスン』

中学生日記『悶々フォーエバー』
『リハビリ刑事』(刑事祭参加作品)

【PV作品】

Polysics『Kaja Kaja Goo』


【作詞】

HARCO『世界でいちばん頑張ってる君に』
空気公団『やさしい朝』








2010年11月24日水曜日

悪人になりたい。


ああ、悪人になりたい。なりたい。なりたい。
両手をジーパンに突っ込んでいきがってあるく。
こけそうになって、両手を抜いた拍子に、
パラッとお菓子(アポロチョコ?)を包んでたビニールのいっぺんが路上に落ちる。
いつもならひろう。でも、今日は拾わない。
オレはワルだ。子供とオートキャンプ場にいく。
そこでリヤカーを借りて、薪とコンロとかを運ぶ。
そしてほんとは返すべき地点ではないところに、俺は返してやった。
というか、子供が泣きわめくんで、
しかたなくそこに置いたのだが、
置いてやった。
オレはワルだ。ワルだからだ。
なんて程度の悪にしか
オレはなれない。
悲しい。意気地なし。

映画を書く時、作る時、
「悪」はとても刺激的でいい。
おもしろいドラマが書ける。
だから憧れるのだ。
でも、書けない。苦手なのだ。

見るのは好きだ。
とくに鬱々した時には、とことんどん底に落ちてしまえ、みたいな
マゾな気分で暗いものを立て続けにみる。
ATGとかキェシロフスキとか。
あ、先月は、「告白」「悪人」「ヘブンズストーリー」を立て続けにみました。
あ、タケシの「アウトレイジ」も。

でも、さすがにこの手の映画ばかり見ると、
あ、ハッピーなのが見たいなぁ、
希望のある映画がつくりたいなぁ、と思うようになります。
曇天の空から差し込む、微かな光のような。



それにしても「悪もの」が多すぎる。
やっぱり、普通のドラマが描きづらい、
刺激的って思ってもらえなくなってる時代なんすね。
何か主人公が変わったキャラクターにしないと
ダメなんすかねぇ…。

でも、僕はわりと普通の人が主人公のドラマを
やっぱりつくっていきたいんですわぁ…。







2010年11月2日火曜日

ヒゲ歴二週間。

髪をそめて、ヒゲをたくわえて、二週間がたった。
最初はぐんぐん生えてきたのだが、いまは勢いが止まっている。
なんだか元気ないじゃん、と最近のヒゲの成長率に不満なのだが、それって人間の成長と同じだなぁと妙に納得したりしている。

で、ヒゲをはやすことで、この世の中には、ヒゲをはやしたくてもはやせられない男たちがいっぱいいるってことを知る。
いいなぁ…、山田さん、ヒゲはえて…と嘆く男子たちのあごを見ると、あれ?鯉のヒゲか?って感じのちょろちょろ系の人がいる。それはあえてそうしてるのかなぁと思っていたのだけれど実は違うということであった。マックスでそうなんだと。僕もまぁそういう意味では恵まれてるなぁ…。

がしかし、未だヒゲって奴は、僕の身体の一部になっていない気がする。
めしの時にとくに気になってしょうがないのである。


小学校の時に、けっこうな産毛の子がいて、そいつが牛乳を飲むたびに、白ヒゲになって、
「やーい、ヒゲ菌ヒゲ菌」とからかっていたら、
※ちなみに最近「やーい」というガキはいないと思うが、
その女子は、「ヒゲ菌」というあだ名になってしまった、ということがあった。
そしていま、僕はその時の彼女の気持ちがよくわかる。
しょうがないじゃん!!!白ヒゲになるのしょーがないじゃん!!!
ヒゲがあるんだもん、牛乳飲んだら、そりゃ白ヒゲになるよー!!!
ほんとうにすまない、「ヒゲ菌」。(すまん、本名を思い出せない…)


でもまぁ牛乳飲んで白くなるのは、まぁ、かわいげがあっていいだろう。
まぁ、ビールの泡がついても、まぁ、ドイツ人みたいでいいだろう。
ただし、大戸屋とかのデミグラスハンバーグのデミグラスソースがついたり、
キムチみたいな赤い奴がついたりするのはどうだろう?
臭いし、目立つし、なんか野蛮…って感じがする。
だからヒゲにそういうたぐいのソース類がついていないか
自分の舌で自分のヒゲをなめたりする。ぺろりぺろり。
ざらっとした感じが気持ちわるい。ぞくっとする。
ヒトデの表面を触った時のような、あの「ざらっと感」だ。
女にはわかるまい、この「ざらっと感」。
うーん、マンダムっていう昔のCMは、
ものすごいヒゲ男子の心をわしづかみにする表現であったことを
いまさらながらに思うのであった。
ああ、チャールズブロンソンの「狼よさらば」をもう1度見たくなった。

2010年10月25日月曜日

オールナイト上映&トークショー!

バルト9でのイベント、来ていただいた方、ほんとにほんとにありがとうございました!自主制作映画を
大画面で見れるというのは、なかなか幸せな体験でしたぁー。で、けっこう、あ、こんな顔してたんだぁ
あのシーンとか…細かいところまで見れて、うんうん、みんな役者さん、がんばってたなぁ、あんまり細かい演出を僕はしていなのに…なんて思いました。トークショー、大森くんのファンがたくさん来てるから、彼中心の話になるかと思っていたら、みんな質問することが中身のことばかりで、おおおお、すばらしい、そしてうれしいって思いました。作品のテーマであるとか、演出意図であるとか、そういう話ができるとは!みんな映画好きなんだなぁって。そして大森くんと10年間いっしょにやってきた三十路青春映画シリーズも、今回の上映会をもって終了しようかなと思います。僕も40過ぎてしまいましたし…三十路ではないなぁと。といってもこれからつくる作品のテーマとかテイストはそう変わんないかもしれませんが…。今回の上映会は、そういう意味でとてもいい機会だったと思います。主催者であるドリパスのみなさん、バルト9のみなさん、ありがとうございました!いつかバルト9さんでメジャー作品を流したいです。その時はよろしくお願いしまーす。

2010年10月22日金曜日

渋谷TSUTAYAにて!

なかなか僕の映画、レンタルビデオ屋になかったりするんですが、
渋谷TSUTAYAさんではなんと邦画三位!まじっすか。三茶のTSUTAYAでは『春眠り世田谷』もおすすめコーナーに並んでた…。店長さん?スタッフさん?ありがとうございます!

セカンドチェリープロジェクト

いま、『セカンドチェリープロジェクト』というワンシチュエーション連作短編映画を撮っています。先日、その第一章を撮りました。友人の俳優に出てもらって屋上で撮りました。久々のインディーズ映画!2006年の『帰れない二人』以降、メジャー映画の話が二つとんでしまったので、ほんとうにひさしぶりの映画。撮影の一週間前に、映画仲間たちと久々飲んで、じゃ、一週間後に撮るかって感じで、すぐに脚本を書いて準備をして撮影しました。ほんとにすげー仲間たちに僕が恵まれてるなぁと思います。いつもいつもありがとう。でも飲みの場では、大ヤマダバッシング大会。撮れよ、死ぬ気でばんばん撮れよ。会社とか家族のせいにしてんじゃねぇーよ!みたいな感じでみんなからカツを入れられました。わかったよ、撮るよ、撮りゃあいいんだろ、って感じで、この『セカンドチェリープロジェクト』は続きます。毎月一本のペースで撮れたらいいなぁ。さて、次は誰でどこで何を撮ろうか?

会社員であるということ。

会社員をしながら映画を作ってたりすると、映画なめんなよ、みたいな雰囲気が映画界にはあったりします。すべてを捨ててこそ、映画だ、みたいな。それはとてもよくわかって、スタッフと俳優との命がけの格闘の中に、すごい表現がうまれるような気もするしがしかしです。その一方で、会社員であるからこそ、描ける思いやディテールもあると思うのです。会社員というある種、背負った環境だからこそでる「凄み」みたいなこともあるんじゃないかと。僕はそこんところをもう一度、きちんと描いておきたいなぁと思っています。そしていつか「100%現役会社員出演の映画」を作りたいなと思ってます。ただほんとにキャストが集まるか…どなたサラリーマン俳優みたいな方がいたら教えてください。